社会

重要課題(マテリアリティ)

  • 働き方改革・人財育成
  • 広域金融グループとしての地方創生への取組みと地方経済への貢献
  • 地元エリアにおける長寿化社会への対応
1 貧困をなくそう
2 飢餓をゼロに
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
5 ジェンダー平等を実現しよう
8 働きがいも経済成長も
9 産業と技術革新の基盤を作ろう
10 人や国の不平等をなくそう
11 住み続けられるまちづくりを

人財活躍推進への取組み

人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針

トモニホールディングスグループは、人材の多様性が組織の競争力を高め、地域への貢献そしてお客さまへのサービス向上につながると考え、女性の活躍促進を含むダイバーシティを積極的に推進していきます。また、トモニホールディングスグループは、社員一人ひとりの成長を組織の成長につなげるため、働きやすい、働きがいのある職場環境の整備に努めるとともに、実践的かつ効果的な学びの場を提供することにより人財の育成に努めていきます。

働きやすい職場環境の整備への取組み

人事制度の改定

香川銀行

香川銀行は、「多様な人財が働きがいを感じ、最大限の力が発揮できる人事制度の構築」を目的として、令和5年度に人事制度の改定を行いました。業務の効率化と行員のマルチスキル化を進めるとともに、転居を伴う異動がない「エリア総合職」の新設やリモートワークの環境整備等を行うことにより、誰もが働きやすい環境を整備しています。

70歳まで雇用期間を延長

徳島大正銀行

徳島大正銀行は、令和6年4月1日から60歳定年後の再雇用期間を65歳から70歳へ延長し、従業員が知識や経験を活かし、70歳まで安心して働くことができる労働環境を整備しました。働きがいの向上、人材確保や生産性の向上を図ることを目的としています。

ベースアップ及び初任給引き上げの実施

徳島大正銀行
香川銀行

徳島大正銀行及び香川銀行は、物価上昇等、社会状況への対応並びに従業員の働きがいの向上、優秀な人材の確保を目的に、継続的なベースアップ及び初任給の引き上げを行っています。
徳島大正銀行は3年連続でベースアップを実施しており、令和6年度の賃上げ率は全従業員平均で3.4%(定期昇給含む)です。香川銀行は2年連続でベースアップを実施しており、令和6年度の賃上げ率は全従業員平均で5.4%(定期昇給含む)です。

副業制度の導入

徳島大正銀行
香川銀行
特技を活かした観光客向け阿波踊りの実演

徳島大正銀行及び香川銀行は、職員が保有する能力や特技を地域住民等へ提供することで地域経済の活性化に貢献するとともに、スキルや経験を得ることで本業での付加価値向上につなげることを目的として、副業制度を導入しています。

実施事例
  • セミナー講師
  • 観光客向け阿波踊りの実演
  • Webデザイン制作
  • テニスコーチ
  • 中小企業診断士
  • 観光大使 等

組織診断サーベイ「モチベーションクラウド」の導入

徳島大正銀行

徳島大正銀行は、従業員のエンゲージメントを高めるため、組織の状態を測定し、組織改革の施策実行につなげるための仕組みを構築しています。従業員の価値観の変化や多様化を踏まえて、短いスパンで組織の状態を定量的に把握し、働きがい向上のための施策をタイムリーかつピンポイントで実行していくことで、成長し続ける組織づくりに注力しています。

「トモニスマイル保育園」の設置

香川銀行
企業主導型保育施設
「トモニスマイル保育園」

香川銀行は、子どもを育てながら安心して働くことができる環境整備及び女性のキャリア形成支援の一つとして、企業主導型保育施設「トモニスマイル保育園」を設置しています。地域の待機児童解消に少しでもお役に立てるよう、定員の一部を「地域枠」として高松市に開放しています。

人財育成への取組み

異年齢混合のグループで互いに教育し合う
「KAGAWA郷中塾」

トモニホールディングスグループは、社員一人ひとりの成長を組織の成長につなげるため、実践的かつ効果的な場を提供することにより、人財の育成に積極的に取り組んでいます。
銀行子会社においては、より高い職務・資格にチャレンジするステップアップ研修や各職務を遂行するために必要な知識や技能を吸収する職務遂行研修など、階層別・職務別に集合研修を開催しています。また、実務現場におけるOJT(職場内教育)を通じて、個々の能力に応じた指導・教育を実施しています。さらに、通信教育の受講や、外部検定試験の合格、公的資格の取得を積極的にサポートすることで、職員一人ひとりの成長につなげています。

女性活躍推進への取組み

トモニホールディングスグループの銀行子会社においては、女性が管理職として活躍できる雇用環境の整備のため、女性管理職の育成を目的として研修の実施等に取り組むとともに、仕事と家庭生活(育児・介護)との両立のため、男性行員の育児休業の取得促進に取り組んでいます。

女性管理職比率

15.0%

令和6年3月末実績・銀行子会社合算

男性の育児休業取得

104.1%

令和6年3月末実績・銀行子会社合算

外部評価

健康経営優良法人

徳島大正銀行

健康経営優良法人

香川銀行

えるぼし

徳島大正銀行

えるぼし

香川銀行

くるみん

徳島大正銀行

くるみん

香川銀行

人財戦略への取組み

取組み状況の詳細については各行のホームページをご覧ください。

地域密着型金融への取組み

中小企業の経営支援に関する取組方針

トモニホールディングスグループは、グループ経営ビジョンの一つに「お客さまとともに成長(地域において持続的安定的な金融仲介機能を発揮し、地域のお客さまとともに成長し続けます。)」を掲げており、地域のお客さまへの円滑な金融仲介機能の発揮に取り組んでおります。
銀行子会社である徳島大正銀行及び香川銀行においては、「金融円滑化・地域密着型金融への取組み」を主要施策の一つと位置付け、お客さまへの資金供給、債務の弁済に係わる負担の軽減及び経営に関する支援等について、全行を挙げて積極的に取り組み、地域経済の健全な発展に寄与してまいります。

地域密着型金融への取組状況

取組み状況の詳細については各行のホームページをご覧ください。

地域社会との共生への取組み

かがわアライアンスによる地域活性化

香川銀行
共同販売会の様子

香川銀行と高松信用金庫の「香川県の地域活性化に関する業務連携協定(かがわアライアンス)」は、発足3周年を迎えました。発足以来、「ATM相互無料化」や「協調融資」を行い、協調融資については、障がい者支援施設の建築資金、工場建築資金の融資等の取組事例が増加しました。また、「共同販売会の開催」「SDGsイベントの開催」「海岸清掃の実施」「SNSによる取引先企業の情報発信」等、香川県を元気にする取組みを多数実施しました。

地域の人々に向けた金融教育活動

徳島大正銀行
香川銀行

徳島大正銀行及び香川銀行は、地域の人々に対する金融教育の強化・拡充に取り組むことで、金融リテラシーの向上を目指しています。高校や大学をはじめとする地域の教育機関で金融や経済に関する講演や授業を行うとともに、小学生を対象とした金融機関の見学や体験の機会を設ける等、幅広い世代に向けた活動を行っています。地域の人々が社会で生きていくために必要な金融とその背景になる経済の基礎知識を習得し、経済的に自立することで多様なライフスタイルを選択できるよう、教育面からも支援しています。

「公益財団法人 とくぎん生涯学習振興財団」による活動

徳島大正銀行

当財団は、地域住民の皆さまの生涯学習に関する事業の支援を行うという目的のもと、これまでに累計で410団体に対し、約68百万円の助成金を交付しています。
また、毎年各界の著名人による講演会を開催しており、令和6年2月には、順天堂大学免疫学特任教授の奥村 康 氏が「不良長寿のすすめ」と題して講演を行いました。

「公益財団法人 香川銀行青少年育成支援財団」による活動

香川銀行

当財団は、国際交流、教育、スポーツ、音楽等、青少年への様々な支援を通じて、地域の未来を担う子どもたちの健やかな成長を応援し、地域社会の発展に貢献することを事業目的としています。創立30周年を迎えた「香川オリーブ少年少女合唱団」では、小学生から高校生の子どもたちが活躍しています。

地元プロスポーツを通じた地域活性化への活動

徳島大正銀行

徳島大正銀行は、地元プロスポーツチームへの協賛を通じて地域活性化に貢献しています。令和5年度は、プロ野球独立リーグ・四国アイランドリーグPlusに所属する徳島インディゴソックスやプロバスケットボール・B.LEAGUEに所属する徳島ガンバロウズのスポンサーマッチを開催しました。スポーツ振興を通じて地域社会の発展に寄与しています。

女子ハンドボールチーム「香川銀行GiraSol(シラソル)」の活動

香川銀行

創部31年の歴史をもつ「香川銀行GiraSol」は、国内最高峰の日本ハンドボールリーグでプレーしています。地域の優秀な人材に地元で活躍する場を提供するとともに、「香川県からオリンピック選手を」を合言葉にハンドボール競技の普及活動にも取り組んでいます。

DX活用による企業価値の向上への取組み

中小企業のDX化支援サービス「とくぎんDX・ICTサポート」

徳島大正銀行
「とくぎんDX・ICTサポート」の流れ

徳島大正銀行は、中小企業のデジタル化を支援するサービス「とくぎんDX・ICTサポート」を展開しています。
働き方改革や業務効率化といった取引先の経営課題の分析を行った上で、個々の企業向けに最適なDXプランを提示するものです。DXやICT(情報通信技術)分野を専門とする提携先7社と連携し、ペーパーレス化や定型作業の自動化、セキュリティ対策等の現場レベルの業務改善から企業風土の変革まで、総合的なDX支援を行う体制を構築しています。取引先の経営課題の解決に向けて、スピーディーかつ最適なソリューションの提供に努めています。

スマートフォンアプリ機能の充実

徳島大正銀行
香川銀行

徳島大正銀行及び香川銀行は、スマートフォンアプリ機能の充実を図ることで、お客さまが時間と場所を選ばずにより多くのサービスを受けられる環境整備に取り組んでいます。デジタル社会におけるお客さまの多様なニーズにお応えするため、今後もアプリ機能の拡充を推進していきます。

バーチャル店舗「とくぎんネット支店」及び「セルフうどん支店」の開設

徳島大正銀行
香川銀行

徳島大正銀行及び香川銀行は、インターネット取引限定の支店を運営しています。各銀行の店舗がない地域からも口座開設の申込みができ、パソコンやスマートフォン、全国の提携ATMを通じてお取引できます。また、バーチャル店舗限定のキャンペーン等、ネット専用の商品をご用意しています。

店頭タブレットの導入

徳島大正銀行
香川銀行
タブレット端末による金融商品販売

徳島大正銀行及び香川銀行は、店頭におけるお客さまの記入負担軽減・待ち時間短縮を目的に、店頭タブレットを導入しています。タブレット端末上で口座開設、投資信託や生命保険手続き等を行えます。店頭の利便性向上とお客さまの課題を解決するためのコンサルティング営業のための時間と人員を創出することで、地域・お客さまとの関係性をさらに深化させます。

DX人材の育成

徳島大正銀行
香川銀行

徳島大正銀行及び香川銀行は、デジタル人材の育成に取り組んでいます。DX化を推進するための専門部署を設置し、職員全体のITリテラシーの底上げを図るとともに、高いデジタルスキルを持った専門人材の計画的な育成・採用を強化しています。ITの基礎的な知識の習得を図るための「ITパスポート試験」の取得推進や、階層別・分野別の行内研修の拡充等により、DXマインドを醸成し、地域のデジタル化に貢献していきます。